どんな経験も無駄にはならない

長いこと生きてくると、急に気づかされることがあります。
それは、経験したことは、本当に、どんなことも、無駄にはならないということです。
ほんとにささやかで恥ずかしいのですが、具体的に挙げてみますね。
・小学生の頃からずっとマンガを描いてきた。職場で人にメッセージを伝える時に紙の端っこに描くだけでよろこんでもらえて、いきなり仲良くなれたりする。人との潤滑油として役に立つ。時々お金になる。
・漫画制作をデジタル化しようと、必死にいじってきたPhotoshopなどのアプリケーションの技術が、以前の職場(特許事務所)で活かせた。
・わたしは離婚しており、その主な理由はパートナーのギャンブル依存症であったが、その結婚生活中にわたしも◯(ギャンブルの一つ)に関する知識を身につけていたおかげで、転職後、◯ファンの同僚との話のネタに困らず、すぐにうちとけて距離を縮めることができた(^^;)
・離婚前の数年間、自治会設立とその後の運営に携わり、行政と住まいとをつなぐ活動をした。組織をつくるうえで悩みも多かったけれども、その後もその自治会はまわっており、住民の皆さんはゴミ集積所はつかえているし、街灯のつく道を歩いている。防災の備蓄も進め、防災訓練の機会も得られている。心底良かったと思う。離婚を機にその自治会からは離れたが、今もその頃の知人は私を見ると声をかけてくれて嬉しい。そして、自治会で得た経験は、現在の仕事に役立っている。
・若い時に職場で出会ったたくさんの濃いキャラに鍛えられたので、その後、職場を変えても、「あ、この人はAタイプ」「この人はBタイプ」と判別できて、対応に困らない。
ほかにもいっぱいあると思います。
…なんでも無駄にならないよ!(笑)