高齢猫の健康について注意すべきこと(3)

2021/5/30 通院の続きです。

※ 猫の体のレントゲン写真をのせています。苦手な方は閲覧ご遠慮ください。また、今回は猫の排泄についての記事となるため、不快になる方がいらっしゃいましたら誠に申し訳ございません。

目次

「巨大結腸症です」

受診した先生から

大変な状況です

と言われ、目をパチクリした私。

これを見てください

と、レントゲン写真を見せられました。 (向かって左側が頭、右側がしっぽです)

x-ray photo at animal hospital

何がどうマズい状況になっているのかよくわからず、キョトキョトしていましたら、

先生が、ある個所をクルリと指して

これが、便です!

と言われました。次の写真の赤マルのところです。

(私は素人なので、正確な範囲ではないかもしれません。)

(写真は向かって左側が頭、右側がしっぽ)

this is.....

いいですか、便がこんなに固まってしまっているんです。

え……

あっけにとられました。素人目に見ても、異様な感じはわかりました。

「巨大結腸症」です

肛門の前のところで腸が伸びて膨らんで、便が溜まってしまっているとのことでした。

ネコの便秘では、普通は肛門から指で摘便処置(便を短くする)を施し、猫が自力で排便しやすくするとのことですが、もうここまで便が溜まった状態では、肛門から出すことは不可能。

ならばどういう選択肢があるかというと

1,開腹手術。腸を切って便を出し、のびきった腸を切って短くし、縫い合わせる。

2.浣腸して肛門から出す。

若い猫ならば開腹手術が可能なのですが、アメちゃんの年齢(16歳。人間では80歳)では、手術に耐えられません。ですので、浣腸しかないのですが… この歳で浣腸すると、危険なのです。

この年齢でこんなに便が溜まった状態で浣腸することは、高齢の猫は全身の神経にかなりのショックを受け、助からない事があります。言葉がきつくて申し訳ないのですが、”最後のとどめ”をさしてしまうというか…。 
それについては、ご了承いただけますか

「……はい」

ほかに手立てがないのなら仕方がありません。私はアメちゃんを先生に託しました。それだけ危険ならば同意書を求められるのかと思いましたが、その必要はありませんでした。

私は呆然としたまま、待合室で待ちました。

その時に、ようやく、猫の不調がいろいろと納得がいったのでした。

ようやく、猫にとって便秘がどれほど恐ろしいものか理解した

これまで、アメちゃんが巨大結腸症になったことはありませんでした。病院通いすらほとんどなかったのです。食べ物も、2年ほど前から高齢猫用のものにしていました。

その彼女がこのようなことになった原因は水分を摂る量が少なかったのか、あるいは高齢で弱り運動不足となったせいなのかはわかりませんが、条件が重なって便秘になってしまった。それが数日続いて排便不可能になったため、食べたものも行き場を失って胃を押し上げて、食べても全部吐いてしまった。食事が摂れないからどんどん体力を失った。

身体の小さい猫にとっては、ほんの数日の便秘が命とりになるんだ…!

長女が、「アメちゃんが食べない」「すぐに吐く」と私に報告してきたときに、すぐに反応しなかった自分を責めました。猫は、吐くのが珍しくない動物なので、甘く見ていたのです。3日も、そのままにしてしまいました。それで悪化してこの事態となったのです。

一旦、帰宅

2時間近く待って処置が終わり、呼ばれて診察室に入ると、なんだかボサボサになった猫がいました。

アメちゃん、本当にがんばりましたよ!浣腸つらかったと思いますが、全部出しましたよ!

……
よかった……(泣

そして、便を柔らかくするシロップと、整腸剤をいただいて、アメちゃんを連れて帰りました。

今後は、絶対に便秘させない、と心に誓いました。

<続く>

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