仕事でミスしなくなる方法を調べている! 2

仕事でポカミスをして、もう繰り返したくない!と強く感じたので、参考になる本を探しているうち、次の本に出会って、びっくりしました。
『図解 仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』(宇都出雅巳)2019刊行
(※本書は、2016年に刊行された『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』から内容抽出し図解を加えたバージョンです)
大抵の本は、「仕事上の失敗をなくす方法、仕事の効率アップ」を熱く語っているのですが、この本は少々スタンスが違います。ここまでがこの前の投稿です。
まず、「自分の脳を信じるな」というメッセージから始まる
これは新鮮でした。そういう前提から始まる本は初めてでしたので。
思いのほか、人間の記憶やら意識はいいかげんなものだということを、しっかり認識することが大事。
「自分の脳の使い方を変えることで、世間のビジネス書で説かれているアドバイスを実践できるようになること」
が目的だと書かれてあります。
「本書を通じて仕事のミスと向き合うことは、あなたの記憶、あなた自身と向き合うことでもあります」と宇都出先生はサラッと書いています。
私は最初、ここの文章の意味がよくわかりませんでした。しかし、何度も何度も繰り返して読むと、この箇所の重みがじわじわ染みて来ます。ここが、本書の肝と言えるかもしれません。
ミスのパターン分けが新鮮
(1) メモリーミス (忘れた)
(2) アテンションミス(見落とした)
(3) コミュニケーションミス(伝わっていない、聞いていない)
(4) ディシジョンミス(判断を間違えた)
まずは仕事のミスはこの4つに分けられるそうです。
具体的には
(1)メモリーミス:頼まれごとを忘れる、さっきまで覚えていた用事を忘れる、書類をどこに置いたか忘れる、人の顔と名前が覚えられない、会社の大事な数字を覚えていないなど
(2)アテンションミス:文章の誤字脱字、、メール送信先の誤り、数字の桁間違え、注意散漫で仕事が進まないなど
(3)コミュニケーションミス:理解したつもりが勘違い、説明したつもりが説明不足、相手が気分を害してしまった、こちらの思いが伝わらないなど
(4)ジャッジメントミス:自己判断によるミス、勘で動いたことによるミス、思い込みによるミス、惰性や習慣によるミスなど
私の起こしやすいミス
これはもうズバリ(2)アテンションミスです。
今回の私のポカミスは、
- 書類への金額記入ミス (実はその後、すべてネット送金に切り替わったので、この作業は無くなりました。手数料のミスも発生しなくなったので、非常に喜ばしい限りです。)
これまでの職場ではお金を扱うことがなかったので、このようなミスはしてこなかったですが、よくやらかしたのが、
- Emailのccに入れるべき人を入れ忘れる
- 添付ファイルの取り違え
(4)のジャッジメントミスも多少あったのですが、今の職場では幸い、やらかしていません…。
アテンションミスをなくしたい!!
それでは、アテンションミスの原因と対策は何でしょうか。
アテンションミスの原因
このミスを頻発する人は次のような人である、と宇都出先生は書いています。
- 脳のワーキングメモリに余裕がない
- 注意(アテンション)を浪費している
アテンションミスを起こしやすい私は、こういう人間なのか……、と妙な気分でした。…… そもそも、ワーキングメモリって何なん?
しかし、説明を繰り返し読んでみると、「ああ、ホントに自分ってそうだわ!!」と思いました。
腑に落ちたときは、本当に感心しました。
それはどういうことか。ということを次にまとめたいと思います。