「50代の女になる準備」のススメ:その1

皆さま、お元気でしょうか。
そうでした、50歳で離婚して、いくつかのSNSをやってみて、「やっぱりブログをやりたいぞ!」という熱い気持ちが湧いて来た理由の一つを、また思い出す事ができました。 (忘れていたんかい……)
40代の女の人たちに伝えたい
それは、「40代のうちから、50代になる準備をしておいて良かったよ…」ということを、今、40代の女性に伝えたい、ということです。
私が50代になる準備を始めたのが40代半ばです。
女として、不安が生まれる頃じゃないかと思います。
あれから、50歳を越え、50代に突入して数年が経ちました。
準備しておいて良かったわ〜、と思うのです。
何も準備せず、今を迎えていたら、今よりも、ずいぶんと後ろ向きな毎日を送っているのではないかと思います。
準備を始めたキッカケ
私は、40歳になった時は、大してショックは感じませんでした。子供たちもまだ小学生だったので、子育ても大変でしたし、漫画でもあれこれ模索していたり、毎日が飛ぶように過ぎていたからです。体力も落ちた実感がありませんでしたし。
その後、45歳くらいから、人に年齢を聞かれて、すぐ答えられないようになって来ました(笑)。まあ、普通は女性に年齢は聞くべきではないですけどね。
私は、親しくなっても、年齢のことは話題に出しません。でも、世の中には、ものすごく人の年齢を聞きたがる人種がいるんです。
なんなら初対面でいきなり聞いてくる人も実在するからびっくりする、
今年、実際に会いました…… あ、話が脇に逸れちゃった。
で、なんで自分の年齢を、さらっと答えられなくなって来たのかな、と、考えてみたら、
「恥ずかしい」
と思うようになったからですかね。
恥ずかしい……。毎日、毎日、生きて来ただけで、人様から後ろ指を差されることなんてして来ていないのに、恥ずかしい??なぜ?
更年期をポジティブに迎えたかった
やはりね、「もう、若くない」ということですね。
「おばあさんになっていく自分」が、ちら、ちら、と鏡の向こうに見えてくるのが40代半ばくらいなのかなと思います。
いわゆる更年期が始まる頃ですしね。同窓会で、同い年の女たちが集まると、まあ、実感しますよ。本当に外見が変わって来ますから……。
1年1年重ねるごとの「変容」の度合いの個体差がハンパない。男性もそうかもしれませんけれど。
というわけで、私は、その頃に考えたのです。
いつか、おばあさんになるのは、自然な事です。生き物なんですから。当たり前です。
ただ、できれば、なるべく、おばあさん化を遅らせたい。女っ気を維持できないものかしら。
同窓会で、「変わらないねえー!」ってびっくりされる方のグループに入っていたい笑。
しかし、その頃の40代半ばの自分は、それ以上歳を取った事がないのですから、どうしたら良いか、分からない。
ですので、いろいろ、本を探してみました。これが、良かったと思います。
先輩方が書いている本を何冊か読むうちに、心構えのようなものが出来てくるんですよね。
何冊か、ステキな本を見つけたのですよ。のんびり、紹介して行きたいと思います。
★「女40歳からの不調を感じたら読む本」(木村 容子)
序章:女40歳からのカラダは大混乱
第1章:女のカラダは7年ごとに変化する
第2章:「月経が変わってきた?!」と思ったら
第3章:「疲れが取れない」と思ったら
第4章:「むくみがひどい」と思ったら
第5章:女56歳からの先手必勝ケア
第6章:マイナス7歳に見える15の“健美力”向上法
この木村先生は漢方を治療に取り入れているお医者さんです。「アンチ・エイジング」ではなく、「ポジティブ・エイジング」を提唱されています。
各章で、体のタイプ別に不調の原因と、その対処法を紹介してくれています。
更年期というもの
「更年期」という、女にとって一大イベントな時期を、全体的に把握するにはとても良かったです。
更年期、とは、生まれつき体内に貯蔵されて、成長につれ適度に分泌されてきていたホルモンが、なくなってしまう時期なんですね。
恥ずかしい事じゃないです、仕方がないんです(笑)。
だんだんホルモンがなくなってくることによって、体調は変わってきて、それだけなら良いけど、
「脳」も、大混乱するらしいです。 ← ココ重要
ホルモンの在庫がなくなることで、従来の状態にはならないので、どうしても体調は変わってくるじゃないですか?
その不調に対し、脳は混乱して、訳わからず、元の体調に戻そうとするらしいんです。
それで、ホットフラッシュだの、めまいだの、便秘だの、むくみだの、鬱だの、症状が出るらしいんです。
なんだよ、脳…… けっこう頼りにならないじゃん
ほんと、脳が混乱してしまう、っていうの読むだけでも、「そうなんだ?」って感じがしませんか?知らないもんね、そんなの。自分が年取っちゃったからこうなるんだ、って、自分を責めちゃうじゃないですか。
ここでけっこう私、目からウロコが落ちましたですよ。
そして大事なのが、木村先生のおっしゃる、
エネルギー・ボール・セオリー
個人が持つエネルギー(気)の大きさは、生まれた時から個人差がある。それを、ボールでイメージしてみる。
元気いっぱいの人は大きなボール、体が弱くて、儚げな人は小さなボール、いろんな大きさのボールを持って生まれた人がいますよ、という事でしょう。
そして、どんな人でも、どんなボールを持って生まれてきていても、年齢と共に、かならずそのボールは小さくなっていく。
若いうちは、そんな事気にせずに、ガンガン無理をして、人生を謳歌してしまうんですが、(そこのアナタも身に覚えありですよね?)
更年期を迎えるあたりから、そのボールに包まれた自分の「気」を、なるべく消耗しないように、自分に優しく、自分をいたわって過ごす事が、老化の波をなだらかにできる、と先生は書いておられます。
しかも、
更年期で起きた不調に対し、焦って、無理を重ねると、「老化が加速する」と、書いておられます。
老化が加速
老化が加速
怖すぎませんか。
更年期というのは、平均的に「40〜55歳」くらいを指すそうです。もちろん個人差ありです。
そして、この時期が終われば、脳は、ホルモン大変動にようやっと慣れて、体の不調は、穏やかになっていくらしいのです。(脳、時間かかりすぎ……)
それなら、この更年期を、「そういうものなんだ」ってわかっておいて、自分の不調を迎え撃つくらいの余裕があった方が、よくないですか?
せっかく、一度しかない女の人生なんですよ?
ねえ。
私がこの本を読んだのは、人生にまだ離婚の「り」の字も影が差していない頃でしたが、
これを読んで、「ああ、自分のカラダは、こうなっていくんだなあ。」と思って、自分を大事にしていかなきゃ老けちゃうのね、と思ったので、
やっぱり身の振り方には影響はあったと思います。
自分は、「限りある資源」と自覚した、という事ですね。
女性みんな、そうですよ。
皆さま自分をいたわりましょう。